2010年4月24日土曜日
塔の在るべき姿~日常のこと~
最近休日の使い方のコツをようやく摑みました。しっかり朝から出かけ、昼過ぎに帰ってから一風呂浴びて、それから何かまたムズムズ動き出すやり方です。それも午前中は出来るだけ車に頼らず歩き回ると好いみたい。
Julia Childという実在の料理研究家を描いた映画を10時前の回で観た後、近くの美術館に移動。旧ソビエトで興った芸術運動を紹介する展示と、常設展示をじっくり愉しんできたところです。
特別展示については政府主導のプロパガンダがやはり淋しく感じ、なかには目を瞠るものも在りはしましたが全体としてはこじんまりとした印象でした。でも、東京では「未建設展」で上映され来館者の度肝を抜いたらしいCG作品が、こちらでも会場の一角で流されていて、これは素晴らしかったですね。
ウラジーミル・タトリン Владимир Евграфович Татлин (Vladimir Tathlin)という建築家の構想である「第三インターナショナル記念塔」を 長倉威彦さんという人が再現したもので、現在世間を騒がすスカイタワーの特徴のない趣きと比較したりしてあれこれ考えさせられました。
YOUTUBEでもその一部が観れますね。DVDになったら買ってもいいなあ。
いちばん惚れ惚れとさせられたのはドガ(常設展示)の踊り子でした。チュチュの下の太腿に影が落とされて幾らか白い肌が翳るのだけれど、そこが面でなく線でもって明度がそっと落とされている──う~ん、何て言ったらいいのか言葉が見つからないけれど、その発想が素晴らしい。 驚きました。
街中に咲き誇る花々を目で追いながら、靴屋さんにより春用を購入して戻ったところです。さあ、熱いお風呂に入って休日の後半を愉しもう。なんてささやかな、けれど嬉しい贅沢!
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