Miso-mythology & Soy sauce‐society
~味噌と醤油は愛をささやく場面にふさわしいか~
2012年5月12日土曜日
トム・ハンクス、ニア・ヴァルダロス「幸せの教室」(2011)
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※Larry Crowne 監督 トム・ハンクス 2011
2012年5月9日水曜日
里羅琴音・Berry Star『銀のケルベロス』(2012)~猫まんましちゃだめ!~
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ミドリ 「はーい 朝だよ さっさと起きる!」 沙紅耶 「うにゃ」 ミドリ 「だめだめ!とっとと… ちょっ…」 沙紅耶 「眠いよ─ あと10分…5分でいいから一緒に寝よう」 ミドリ 「あ た し も! 眠いのガマンして朝ゴハン ...
2012年4月24日火曜日
沖浦啓之「ももへの手紙」(2012)~わざと音を立てて~
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止まった掛け時計の部屋で、ふたりは夕飯を食べ始めた。 おみそ汁とご飯。漬物と、おひたしと煮魚。ちゃぶ台の上の 夕飯は質素だ。お父さんがいたときは、もう一品か二品、 手をかけた料理が並んでいた。でもふたりになってからは ぐっと品数が減った。お父さんが亡くな...
2012年4月1日日曜日
「優雅な生活が最高の復讐である」(2012)
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評論家 大宅映子 「両方でほんとに理想の住(じゅう)を演じていたのかな。 そのとき私はそうは感じなかったけれど、ただね、思ったのは── たとえば彼女は自分の家(うち)で味噌汁なんかは絶対に 作らない、食べない。うちは味噌汁だとかお茄子の煮たのだとか、ね、 煮っころがしだとかや...
2012年3月20日火曜日
三浦友和「相性」(2011)~そうやって徐々に~
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家事全般の比率からしたら、もちろん妻が9割以上です。 でも残りの1割で、自分ができることならするよ、というだけです。 料理を手伝うのだって、自分が好きだから。約束や決まり事もあり ません。遊びの計画でもなんでも。だから、家族サービスじゃあり ません。 感想は言いますよ。例えば...
2012年3月3日土曜日
芥川龍之介「葱(ねぎ)」(1919)~火取虫の火に集るごとく~
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すべてのものがお君さんの眼には、壮大な恋愛の歓喜をうたいながら、 世界のはてまでも燦(きら)びやかに続いているかと思われる。今夜に 限って天上の星の光も冷たくない。時々吹きつける埃風(ほこりかぜ)も、 コオトの裾(すそ)を巻くかと思うと、たちまち春が返ったような暖い 空気に変っ...
2012年2月28日火曜日
“Уха(ウハー)”
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“食べもの”を口に含んだ瞬間、こころの芯を燻(いぶ)され、思いがけず汗ばみ上ずって、やがて軟化させられた挙句に深い恋に落ちる、そんな設定のお話がたまにあります。 それ等はどれもこれもが地味な顔立ちをしており、起伏に欠けて退屈至極の内容と思われがちなのだけど、実際は隅々まで細工...
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