Miso-mythology & Soy sauce‐society

~味噌と醤油は愛をささやく場面にふさわしいか~

2009年7月31日金曜日

さくらももこ「えいえんなるじんせい(永遠成人生)」(1989)~人生の意味~

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タエコ「あっ、おはようございます。あなた、ハイ おみそ汁。」 私「あ……ああ。(またか……)うまいっ、タエコはえらいね。    (はっ、こんな呑気なことを言ってる場合じゃないぞ。)      (いったいどうなっているんだ……   なぜ こんなに何回もみそ汁を飲んでいるんだ、オレは...
2009年7月25日土曜日

さだまさし「私は犬になりたい¥490」(2009)~なりたい、なれない~

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次に生まれるなら味噌汁になりたい 主役を脇で支える味噌汁になりたい でも味噌汁はお代わり出来るけど 私にお代わりなどいない 私は味噌汁になれない(*1)    突拍子もない詞が踊っています。かた苦しく意見するのはオトナゲないかもしれませんね。だって、単なる携帯電話のキャンペーンソ...
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2009年7月22日水曜日

尾辻克彦「裏道」(1990)~こんなものなのか~

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やはり意地もある。その導入に際してあれほど渋い顔をしたのに、 簡単にいい顔はできない。むかしマルクス、レーニンを神様みたい に崇めていた人が、そう簡単に自民党には投票できない。それにまだ 小さいとはいえ犬であるから、自分の原始からの犬の恐怖も温存して いる。しかしそんなことも長い...
2009年7月20日月曜日

梶尾真治「地球はプレイン・ヨーグルト」(1978)~どんなメッセージだ~

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草野さんは熊根老人にも伺いをたてたのだ。老人は冷静な口調で言った。 「真実を告げたまえ。いつかは明かさねばならん時がくる。時を稼いだと しても、何にもならん。かえって双方とも、事態は悪くなるかも知れん」 決心したように、走り書きしたメモを草野さんは日野上さんに手渡した。 次々と料...
2009年7月18日土曜日

村上龍「イン ザ・ミソスープ」(1997)~まるで人間の汗のよう~

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封筒をわたしながら、一つやり残したことがある、とフランクは言った。 「一緒にミソスープを飲みたかったんだが、もう会うことはないから無理だ」  ミソスープ? 「うん、興味があった。昔、一度、コロラド州の小さな寿司バーでオーダー したことがあるんだが、変なスープだった、匂いとか、変だ...
2009年7月14日火曜日

石井隆「魔楽〈Maraque〉」(1986-87)~内側の旗印として~

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野上「ファ~~ッ……        さすがに疲れたなァ      本降りにならないうちに早く帰って        ママの熱い味噌汁を飲みたいよ」(*1)   石井隆(いしいたかし)さんは1970年代と80年代を通して劇画家として活躍され、その後は映画監督に転進されています。表現の...
2009年7月7日火曜日

小松左京+谷甲州「日本沈没 第二部」(2006)~引き潮に乗って~

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余韻を楽しんでいたら、桑島所長が水差しの麦茶をそそいでくれた。 ふたたび、あの香りが鼻腔(びこう)をくすぐった。 「自家製ですか?」 すぐに口をつけるのも不調法な気がして、篠原はたずねた。桑島所長は 微笑を浮かべていった。 「入植がはじまった当時は、みんな日本の味に飢えていたもの...
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