Miso-mythology & Soy sauce‐society
~味噌と醤油は愛をささやく場面にふさわしいか~
2010年7月26日月曜日
松原岩五郎「最暗黒の東京」 (1893)~人に向ッて食(くわ)すべき物にあらぬ~
›
しかれども予は空(むな)しく帰らざりし、予は些(わず)かの食物を 争うべく賄方(まかないかた)に向ッて嘆願を始めし。(中略)「もしも 汝(なんじ)がさほどに乞うならば、そこに豕(ぶた)の食うべき餡殻 (あんがら)と畠を肥(こや)すべく適当なる馬鈴薯(じゃがたらいも)の 屑が後刻に...
2010年7月8日木曜日
奥浩哉「め~てるの気持ち」(2006)~からくないですか?~
›
奥浩哉(おくひろや)さんは戦術に長けた作家です。ひとの情念が“食べもの”を起点としてはげしく隆起するのを承知し、そっとメニューを変更する。読者にもたらす心理的な効果をさりげなく増幅してみせるのです。それが「GANTZ(ガンツ)」(*1)という作品に垣間見れた訳だけれど、同じ時期...
奥浩哉「GANTZ(ガンツ)」(2000)~ありきたりの~
›
人気グループ“嵐”のメンバーを起用して、大掛りなアクション映画が撮影中と知りました。道端の石塊(いしくれ)をつい連想しちゃう題名なのだけど、もう十年も前から連載中の漫画(*1)を原作としているそうで、海外でも翻訳されて愛読者を増やしているとか──。にわかに興味が湧いて来ました。...
2010年7月1日木曜日
小泉徳宏「Flowers フラワーズ」(2010)~懐かしい看板~
›
知人宅を訪ねた折りに、外国製のチョコレートをご馳走になりました。ほどほどの甘さとあえかなバニラの匂いが口腔にふわりと拡がります。少し儚(はかな)げな印象を刻む上品な香味に仕上がっている。何でも旅行のお土産だということで、その折に撮られた写真を何葉か見せていただきました。 ...
2010年6月26日土曜日
「ファイブ・イージー・ピーセス」(1970)~“MEN"~
›
先程までの青天が嘘のようです。灰色の雲に覆われた空からはジェット旅客機の轟々と言うエンジン音が落ちてくるばかり。あんなに元気だった陽射しは遙か高層にお預けとなりました。間もなく雨がぽつぽつ落ちてもきましょう。今夜は南の空に部分月食が見れるというので楽しみだったのだけど、難し...
2010年6月24日木曜日
峰岸徹「遺品の思い出」(2009)~現場を盛り上げた~
›
「映画作りにはこれがないとダメだろう」。2005年夏、沖縄・宮古島を 舞台にした映画「太陽(てぃだ)」の製作が決まると、峰岸さんは そう言って、プロデューサーの西初恵さんに手渡した。紅白のペンキで 塗られた手作りのカチンコ。驚く西さんを尻目に本人は、「おめでたい じゃないか」と目...
2010年6月21日月曜日
室山まゆみ「あさりちゃん」(2007)~夢がない~
›
真弓(心の中で)「プリンミックスを買うって、何年ぶりだろ。 いや、何十年ぶりか。」 自宅の台所で紙パック詰の牛乳などを並べながら 真弓「プリンカップ出して─。」 真里子「んなもんあるわけねーじゃん。30年前に捨てたよ、 使わないから。」 真里子、おもむろ...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示