Miso-mythology & Soy sauce‐society

~味噌と醤油は愛をささやく場面にふさわしいか~

2011年9月30日金曜日

魚喃キリコ「こんなふうな夜の中で」(1999)~かしてくんないー?~

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  ピンポーン、とチャイムの音がして、のぞみが顔を上げる りょう「(声)のぞみさーん オレーー しょう油かしてくんないー?」   のぞみ、手に持った本を閉じ、しょう油差しを持ってドアに向かう りょう「あ ごめん 今 野菜炒め作ってるとちゅうなんだけどさー     しょう油きらしち...
2011年9月26日月曜日

桐野夏生「玉蘭」(2001)~そこに何かを見出したのか~

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「お食事持ってきましたよ」  谷川が窓際にある小さなテーブルの上に盆を載せた。白飯に炒め 物のおかず、小皿に梅干しが添えてある。塗り椀があるのを見ると、 味噌汁が付いているのだろう。(中略)  浪子(なみこ)は谷川が出て行った後、部屋にひとつしかない中国 風の椅子に腰掛けて、光代...
2011年9月24日土曜日

栗村実「飯と乙女」(2011)~Rabbit for Dinner~

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 “色気より食い気”(“花より団子”も同工異曲かな)といった言い回しが僕たちの暮らしのなかには脈々と活きています。情念や恋慕、性愛といった階層と“食べもの”はシーソーの両端にすっかり分け隔てられてしまい、ぎっこんばったんを繰り返しているみたい。 “食べもの”を介したラヴストーリー...
2011年9月22日木曜日

“planet Earth”

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  食べ物とは無関係なんだけど、  あまりに綺麗なんで貼りたくなりました  こんな素敵な場処に、不粋なものを撒いてはいけない  罪つくりなこと、と思いますね  宇宙とはあまり関係ないのだけれど、思いつくまま続けます。 (台風のせいかもしれません。気圧の変化で頭がぼうっとしていると...
2011年8月30日火曜日

“絵”

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 “絵”を観に行きました。休みを利用しての日帰り旅行。“たった一枚”の絵を見るためしては目的地が遠過ぎます。往復に時間を食いますし、朝早いうちに出立しなければなりません。「何もそこまでして」──自分でも酔狂と感じます。  ピカソの“ゲルニカ”。小学校や中学校の美...
2011年8月16日火曜日

宮崎駿「コクリコ坂から」(2011)~ドボドボ注ぐ~

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○コクリコ荘・食堂   開いたガラス戸から、降りて来る人の姿が見える。朝の挨拶。   割烹着姿で釜敷におろした釜から、熱い飯をおひつに移して   いる海。牧村が配膳を手伝う。(中略)   味噌汁を椀にすばやく注いでいく海。   牧村がお盆に移し変...
2011年8月15日月曜日

瀬戸内晴美「諧調は偽りなり」(1981)~ここに来ていてよかったな~

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  無想庵は縁側で土びんをかけた七輪をばたばたしぶ団扇で扇(あお) いでいるところだった。 「おう、どうした」  黙って縁側に立つ辻を見かえって、無想庵はいつもの声で訊いた。   「うん、ちょっと来てみたくなった」 「まあ上り給え、ちょうど飯が出来...
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