Miso-mythology & Soy sauce‐society
~味噌と醤油は愛をささやく場面にふさわしいか~
2010年3月28日日曜日
上村一夫「同棲時代」(1972) その1 ~上村一夫作品における味噌汁(12)~
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今日子「次郎…… 次郎…あたし…… あたし…戻れるかもしれない……」 次郎 「…(内ポケットから煙草を出しくわえ、今日子にもすすめる)」 今日子「ありがとう……(火をもらい)」 次郎 「…(瞬間視線が交差する)」 今日子「次郎……」 次郎 「ん?」 今日子「夜明けね……...
2010年3月27日土曜日
群島を俯瞰して~上村一夫作品における味噌汁(11)~
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1971 マリア 1973 狂人関係 1974 離婚倶楽部 1975 サチコの幸 1976 すみれ白書 1976 関東平野 1976 津軽惨絃歌 1977 春の雪 1977 60センチの女 1978 星をまちがえた女 上村一夫(かみむらかずお)さんのある時期の作品...
2010年3月23日火曜日
上村一夫「60センチの女」(1977)~上村一夫作品における味噌汁(10)~
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健二「おばさん………」 大家「(テレビに釘付け)クキキキッ!」 健二「おばさん!」 大家「何か用かい?」 健二「お味噌いりませんか?」 大家「いるいる さっきあんたのところへ送られてきたやつだね」 健二「全部あげます……俺は味噌は使いませんから……」 大家「そうかい そうかい じ...
2010年3月6日土曜日
上村一夫「すみれ白書」(1976)~上村一夫作品における味噌汁(9)~
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どうです、この笑顔。上村一夫(かみむらかずお)さんの「すみれ白書」(*1)の主人公で、タイトルにも冠されている“林すみれ”という二十歳の娘です。 媚びず浮かれず、典雅で真っ直ぐな表情が僕たちの胸に飛び込んできます。この瞬間、すみれと相手とは“食事”の只中にありました。もっと...
2010年2月28日日曜日
上村一夫「怨霊十三夜」(1976)~上村一夫作品における味噌汁(8)~
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劇中、上村一夫(かみむらかずお)さんが“こころ”に彫りこみを入れ、襞(ひだ)をこまかく加えていくとき、僕たちの目の前にこつぜんと“食”が佇立します。そして、奇妙な存在感を保ちながら男なり女なりに擦り寄っていく。想いがふたつ真向いせめぎ合うところ、恋慕の情のひどく迷走するところ、...
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2010年2月23日火曜日
上村一夫「関東平野」(1975)その2~上村一夫作品における味噌汁(7)~
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卑弥呼「いい男だねぇ……先生は…… だんだんああいう日本人がいなくなっちまうんだろうねぇ…… あんたもいいひとに引きとられたよ……」 金太「………」 卑弥呼「たべる?」 金太「いいえ 結構です………」 卑弥呼「先生なら黙って食べてくれるよ」 金太「………(味噌...
上村一夫「関東平野」(1975)~上村一夫作品における味噌汁(6)~
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かれこれ二十四年も前になります。駅前の繁華街からちょっと外れたところにあった喫茶店の片隅で、薄まるアイスコーヒーを舐め舐めページをめくったのが上村一夫(かみむらかずお)さんの「関東平野」(*1)でした。 あの頃は銭湯通いの社員寮暮らし、プライバシーはなくて当然でした。週休二日...
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