2010年11月8日月曜日

美人は菌でつくられる

 

 青木皐さんの著作「人体常在菌のはなし ―美人は菌でつくられる」 (集英社新書)をトイレで読んでいる。難しい本は途中で飽きてきちゃうので、ナニしながら少しずつ眺めたりするのです。青木さん、ごめんなさいね。でも、お陰で楽しく有意義に過ごしております。


 いつ頃出されたか見てみたら2004年と書かれている。今ごろ読んでいるのだから、どうしようもないわけですが、まあ読まないよりは良いだろうと開き直ったりして。いや、これは眺めるに値する本だね。生きる上での根っこに関わる話だよ。


 体内への有用菌の積極的な投入なしには、人間は快活に生きられない。免疫、消化、美容に関わる体内、表皮菌の話が分かりやすく解説されていて面白かった。こういう事って学校じゃ全然教えてくれないんだけど、知らないまま過ごすと末代までタタルというか、とんでもない事態を招くことだってありそうだ。どうにかしてもっと子どもたちに教えていきたい、そんな“ささやかだけど、ためになる知識”ばかりが並んでいる。


 栄養摂取という以上の役回りを発酵食品は担っているんだな。う~ん、長い歴史のなかで定着してきた食べものって、ただ美味しいだけじゃない、伊達じゃないんだ。


 と、エクセルの関数だらけの管理表を作り直しさせられ、ほとほと飽きてしまって息抜き中の書き込みでした。仕事に戻りますう。

1 件のコメント:

  1. 味噌に含有している有用菌がその最たるものですね。

    つまり長い歴史の中で、日本人が日本人たる要素・構成に
    味噌と醤油の菌が重要な役割を果して来たということ、
    必要不可欠の食品だということですね。

    美しい日本人は味噌から作られる。

    返信削除